製造請負・派遣のNISSOホールディングス(HD、旧日総工産)が12日発表した2025年3月期連結決算(日本基準)によると、売上高は1015億6000万円(前期比4.9%増)、営業利益は35億5500万円(同16.3%増)、経常利益は35億6300万円(同16.6%増)、当期純利益は19億3500万円(同0.8%減)の増収増益となった。配当は期末のみで1株あたり22円(同1.5円増)に増配する。半導体関連のエンジニア事業が好調に推移したことなどから、売上高は1000億円を超え、営業利益は上場来最高となった。
製造生産系は自動車関連の生産の濃淡などで在籍者数が減り、期末で1万4218人(前期比575人減)となり、売上高は784億4500万円(同2.1%増)と伸び悩んだ。一方、高収益のエンジニア系は半導体メーカーの人員調整が堅調だったことから、在籍者は2054人(同510人増)に増え、売上高は116億3100万円(同28.1%増)と大きく伸びた。
26年3月期の通期見通しも順調な業績回復を予想。売上高は1150億円(同13.2%増)、...
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