東京商工リサーチが10日発表した2026年度ベースアップ(ベア)に関する調査によると、2月時点で賃上げを予定している企業は8割を超えているものの、ベアについては過半数を割り込み、2年連続で実施率が低下する見通しであることがわかった。
賃上げ実施予定の企業は83.6%(前年度比1.6ポイント増)に上り、5年連続で80%台の高水準を維持している。
しかし、賃上げの内容では「定期昇給」が最多の62.8%(同0.4ポイント増)を占め、ベアは46.8%(同2.0ポイント減)、賞与は34.2%(同0.7ポイント減)といずれも減少。最も賃上げ効果の大きいベアは24年の51.4%をピークに2年連続でわずかながら低下している。
ベアを企業規模別にみると、大企業の62.1%に対して、中小企業は45.6%にとどまっており、どちらも昨年よりは低下しているものの、企業間格差は開いたままだ。
賃上げ率では「3%台」の企業が32.5%で最も多く、過去2年で最も多かった「5%台」から下がっており、同社は「賃上げ疲れが出始めている」と分析。連合が目標にしている「5%以上」を予定しているのは大企業で35.9%、中小企業で35.5%程度にとどまっている。






















