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2025年5月21日

4月派遣時給、1702円と大台回復 3大都市圏、エン・ジャパン

n250521_2.jpg エン・ジャパンが21日発表した4月の派遣平均時給(三大都市圏、募集時)は1702円(前月比0.2%増、前年同月比0.5%増)となり、2カ月連続の上昇。2、3月と続いていた1700円台割れから3カ月ぶりに回復した。前年比は32カ月連続のプラス。事務系のマーケティング業務など、専門性を生かす2000円超の高級求人などが増えたため。

 職種別(大分類)では、オフィスワーク・事務系が1655円(前年同月比0.5%増)と上昇を続け、IT・エンジニア系も2635円(同2.0%増)とプラスに転じるなど、7職種のうち6職種でプラス。クリエイティブ系だけ1987円(同0.6%減)のマイナスだった。

 地域別でも、関東が1749円(同0.6%増)、東海が1461円(同0.6%増)、関西が1503円(同1.1%増)となり、関東がマイナスからプラスに転じているが、3地域とも前月比はマイナス。

 3大都市圏以外では北海道が1339円(同0.3%増)、東北が1271円(同0.1%増)、北信越が1250円(同1.0%減)、中国・四国が1318円(同0.8%増)、九州・沖縄が1301円(同0.5%減)となり、北信越と九州・沖縄がマイナスだった。

 一方、ディップが同日発表した4月3大都市圏の平均時給は1632円(前月比0.6%増、前年同月比3.8%増)だった。「はたらこねっと」の求人件数は約20.7万件(前月比9.9%減、前年同月比11.3%増)だった。

 リクルートが20日に発表した3大都市圏派遣スタッフの募集時平均時給調査によると、4月は1760円(前月比9.8%増、前年同月比6.6%増)と大きく伸びた。クリエイティブ系など6職種(大分類)のうち5職種でプラスとなった。

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