帝国データバンクが13日発表した2025年夏季賞与に関する調査によると、正社員1人あたり平均は45.7万円(前年比1.8万円、4.1%増)となった。ただ、「賞与あり」の企業は82.7%(同2.3ポイント減)に減っている。
賞与のある企業のうち、「金額は変わらない」が37.0%(同2.8ポイント増)で最も多く、「増加する」は33.7%(同5.8ポイント減)、「減少する」は12.0%(同0.7ポイント増)となり、増加の勢いはやや鈍化気味だ。
金額では「30万円以上~50万円未満」が34.8%(同2.6ポイント減)の最多を占め、「50万円以上~75万円未満」が24.7%(同1.1ポイント増)、「15万円以上~30万円未満」が21.8%(同0.6ポイント減)で続き、二極化の兆しが見える。
「増える」企業の33.7%を規模別にみると、大企業の38.4%に対して、中小企業は33.0%、うち小規模企業は27.0%と開きがあり、今夏のボーナス増は大企業に偏っている傾向がみられる。
調査は6~10日に実施し、1227社の有効回答を集計した。内訳は大企業(資本金3億円超以上&従業員300人超など)が146社、中小企業(同3億円以下または300人以下など)が1081社、うち小規模企業(同20人以下など)は437社。