エン・ジャパンが4日発表した「転勤に関する調査」によると、これまで転勤をきっかけに退職を考えた人は32%あり、実際に退職した人も12%あることがわかった。実際の退職者は20代が25%とダントツに多く、若い人ほど転勤への抵抗感が強いようだ。
実際に転勤を経験した人は20%で、その際に単身赴任した人は69%に上った。20代は転勤で退職を考えたことのある人が44%あり、実際の退職者と合わせると7割近くに達した。これは30代の61%、40代以上の40%と比べても高い比率。
また、今後、転勤辞令が出た場合、退職を「検討する」人は59%に上り、「検討しない」人の13%を大きく上回った。20、30代では検討する人が6割を超えており、「辞令一本でどこへでも」というサラリーマンの常識は過去のものになっている。
調査は6月2~30日に実施、同社の「エン転職」ユーザー2303人の有効回答を集計した。