「休暇」は個人にも会社にもメリット
著者・船見 敏子
ぱる出版、定価1760円(税込)
メンタルヘルスの専門家である著者は、休暇取得の効能を個人と組織の両面から整理し、ウェルビーイングへ発展させていくマネジメントをアドバイスする。
休暇がもたらす個人のメリットでは、ストレス軽減、集中力・生産性の向上、健康維持、人間関係の充足などを挙げる。一方、組織にも業務効率の向上、離職者の軽減、職場満足度の向上、行政指導リスクの低減などのメリットがあると確認する。「でも休めない」という現実的な課題に対しては、業務マニュアルを策定し、複数担当制にして、メンバー間で支え合えるような組織運営を提案。遠慮があって休みづらい人に対しては認知行動療法を用いて罪悪感を軽減していく手法をガイドする。また、休暇の過ごし方では、疲労度が高い場合は睡眠第一、中程度なら軽い運動、低い場合はワクワクする好きなことに取り組んではどうかとヒントを示す。
休暇を取得し、心身を充足させることでウェルビーイングが実現し、仕事が楽しくなってワークエンゲージメントも高まるとする好循環モデルに要注目の内容だ。
(久島豊樹/HRM Magazine より)






















