厚生労働省が3日発表した2024年度「使用者による障害者虐待状況」によると、通報・届け出のあった事業所は1593事業所(前年度比5.4%増)、対象障害者は1827人(同1.5%減)で、そのうち虐待が認められたのは434事業所(同2.9%減)、652人(同14.3%減)と大きく減った。
虐待が認められた障害者(延べ576人)の障害別では、知的障害者が189人、精神障害者が170人、身体障害者が142人など。虐待種別(延べ687人)では、障害者の財産の不当処分など「経済的虐待」が584人で最も多く、「心理的虐待」が67人、「身体的虐待」が21人など。