ディップが12日発表した11月の全国アルバイト時給は平均1341円で、前月比19円(1.4%)減、前年同月比50円(3.9%増)となり、7カ月ぶりに前月を下回ったものの、1年前よりは大幅にアップしており、最低賃金の引き上げ効果が浸透している。
大職種別で伸びた業種は、10月と同様に「製造・技能職」の1559円(前年同月比29.4%増)が目立ち、「事務職」も1396円(同9.8%増)、「運搬、清掃、包装等」も1305円(同6.2%増)となった。「教育」が1551円(同8.9%減)に下がったのをはじめ、建設、販売もマイナスで、9職種のうち3職種はマイナスとなった。
地域別では関東が1395円(同2.1%増)、東海が1311円(同8.1%増)、関西が1332円(同8.1%増)、九州が1263円(同4.0%減)となり、九州の大幅な落ち込みが依然として続いている。
同社の「バイトル」に掲載された求人件数は約36.1万件で、前月比0.4%減、前年同月比11.7%増だった。
一方、エンが同日発表した11月の全国アルバイト・パート平均時給(募集時)は1237円(前月比4.9%減、前年同月比2.9%減)と一転してマイナスに。三大都市圏では1357円(同2.1%増、同1.4%減)だった。
リクルートが同日発表した三大都市圏の11月アルバイト・パート平均時給は1317円(前月比1.2%増、前年同月比5.3%増)となり、10月と同様に「販売・サービス系」など全職種でプラスだった。






















