厚生労働省が3日に発表した1月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.02ポイント低下の1.18倍となった。昨年1月の1.25倍からはほぼ毎月の低下傾向が続き、12月には1.20倍とわずかに上昇したが、年明け1月は再び低下し、21年末の1.17倍と並ぶ水準となった。物価上昇によるコスト増や最低賃金の大幅上昇などで、求人を控える企業が増えているためとみられる。
企業側の有効求人数約229万人(原数値、前年同月比5.4%減)に対して、有効求職者数は約181万人(同0.2%減)で、企業側の求人減が進んでいる。都道府県別(就業地別)の倍率は福井県の1.76倍が最高で、最低は大阪府と福岡県の0.98倍だった。
先行指標の新規求人倍率も、前月比0.03ポイント低下の2.11倍となった。新規求人数(原数値)は前年同月比4.6%減となった。産業別では「宿泊、飲食業」の同13.8%減、「卸売・小売業」の同11.6%減と大きく減っており、増えたのは「教育、学習支援業」の同4.3%増程度。全11産業のうち8産業でマイナスとなった。
また、正社員の有効求人倍率(季節調整値)は前月と同じ0.99倍となった。
1月完全失業率は2.7%、半年ぶりに上昇
総務省が3日発表した1月の就業者数は約6776万人で、前年同月比3万人減と42カ月ぶりの減少。完全失業者は同16万人増の約179万人と6カ月連続で増えた。この結果、完全失業率(季節調整値)は前月比0.1ポイント上昇の2.7%となった。これは24年7月と同水準。昨年8月から5カ月連続で2.6%の横ばいが続いていたが、6カ月ぶりにわずかに上昇した。
男女別では男性が2.9%、女性が2.5%で、男性は前月と同じ、女性は0.2ポイント上昇した。
完全失業者179万人のうち、「勤務先都合」による離職は約24万人(同3万人増)で、「自己都合」離職も約76万人(同5万人増)。この結果、「新たに求職」は約51万人(同5万人増)となった。
一方、形態別雇用者数では役員を除く雇用者5843万人のうち、正規従業員は3687万人(前年同月比57万人増)で27カ月連続の増加。非正規従業員は2155万人(同37万人減)と6カ月連続で減り、非正規比率は36.9%(同0.8ポイント減)となった。
非正規の内訳はパートが1050万人(同17万人増)、アルバイトが489万人(同18万人減)、契約が279万人(同8万人減)、派遣が151万人(同8万人減)、嘱託が108万人(同6万人減)となり、パートの増加とアルバイトの減少が目立った。






















