上司を味方につけるマインドとスキル
著者・難波 猛
アスコム、定価1870円(税込)
勤労者個々人がキャリア自律を具体化していくとき、今いる会社の上司とどう向き合うか。本書はチャンスのカギを握る上司に対して部下の側から建設的に対話を進める方法を探っていく。
上司は「避けたい」「我慢する」「運任せ」の対象ではなく、業務においては成果を一緒に作る人であり、キャリア形成では自分の望む働き方に協力してもらえる関係が望ましいと著者は語る。自分から切り出さなければ何も起きず、むしろ疑心暗鬼を生むリスクすらあるので、キャリアや働き方の希望は言語化して提案しないことには始まらないと覚悟を求める。
ボスマネジメントは処世術ではなく信頼関係が基本になると確認したうえで、5つのマインドセットと5つのスキルセットを解説。「期待するが、期待しない」という現実的なポジションからのアクションには図らずも納得させられる。また、最終章「ボスマネジメントを受ける上司の心得」では、部下と建設的な対話をするための上司側のポイントを挙げているので、立場を超えて立体的に本質が理解できそう。
(久島豊樹/HRM Magazine より)






















