東京商工リサーチが8日発表した2025年度の企業倒産件数(負債1000万円以上)は1万505件(前年度比3.5%増)、負債総額約1兆5687億円(同33.9%減)となった。件数は4年連続の増加で、13年度の1万536件以来、12年ぶりの高水準。人件費高騰や求人難などで行き詰る中小企業が増えた。
要因別では「人手不足倒産」が過去最多の442件(同43.0%増)と急増。「人件費高騰」が195件、「求人難」が139件、「従業員の退職」が108件と、いずれも前年を上回った。「物価高倒産」も801件(同13.9%増)と22年度以降で最多となった。従業員10人未満の企業が9割を占めている。
件数を産業別にみると、飲食業を含む「サービス業他」が3585件(同5.5%増)で最も多く、「建設業」が2047件(同5.3%増)、「小売業」が1323件(同12.2%増)で続いている。光熱費や原材料などの上昇に対して、価格転嫁に踏み切れないためとみられ、全10分野中5分野で増えた。
一方、帝国データバンクが同日発表した25年度倒産も1万425件(同3.5%増)と4年連続の増加で、負債総額は約1兆5537億円(同31.0%減)だった。「サービス業」が最多の2677件で、要因では「人手不足」が441件、「後継者難」が533件、「物価高」が963件あった。






















