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2026年5月21日

戸籍謄(抄)本の提出求められた人が4割 年々増加傾向に、連合の就職差別調査

 連合が21日発表した「就職差別に関する調査2026」によると、採用試験にあたって企業側から戸籍(抄)謄本の提出を求められた人が4割近くあり、不適切な質問などを受けた人が2割近くあるなど、差別につながりかねない企業側の根強い意識が浮かび上がった。

 戸籍(抄)謄本の提出を求められた人は39.1%で、前回調査から8.3ポイント、前々回調査から19.7ポイント上回った。一方、内定前に健康診断書の提出を求められた人は42.1%で、同様に各9.9ポイント、6.5ポイント減った。連合によると、職業安定法では、戸籍(抄)謄本や合理的理由のない健康診断書の提出などは、社会的差別の原因となる個人情報として認められていない。

 また、面接官から不適切な質問・発言を受けた人は18.0%あり、具体的には「自分の恋愛タイプ」「体型・メイクなどの言及」「親の年収、勤務先」などがあった。

 また、出身校などの「学歴フィルター」を感じたことのある人も44.3%(前回比3.9ポイント増)と増えており、高卒の42.3%、大卒の45.5%に比べて中卒は54.1%と過半数を占める結果となった。

 調査は4月10~15日に実施、最近3年以内に採用試験を受けた15~29歳の男女1000人の有効回答を集計した。2019、23年に次いで3回目。

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