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2026年9月10日

退職理由「すべて伝えず」7割 上司との関係性で約3倍差、GPTW調査

 働きがいのある会社研究所(Great Place To Work Institute Japan)がこのほど発表した「退職時の本音に関する調査」によると、直近3年以内に転職した20~30代会社員のうち、70.9%が前職を退職する際に直属の上司や人事担当者らへ本当の退職理由を「すべては伝えていない」と回答した。

 本当の退職理由を「一部だけ伝えた」は42.1%、「伝えなかった」は28.8%で、両者を合わせると7割を超えた。一方、「すべて伝えた」は29.1%にとどまり、多くの企業が退職者の本音を十分に把握できていない実態が浮かんだ。

 退職理由を伝えなかった理由に、「本音を伝えても改善されないと思ったから」が41.5%で最多。これに「引き留めや説得を避けたかったから」25.6%、「本音を伝えることで上司との関係が悪化すると思ったから」と「職場全体に率直な意見を言いにくい雰囲気があったから」が20.5%で続いた。

 在職中の上司とのコミュニケーションにも課題がみられ、前職で直属の上司に仕事上の意見や悩みを率直に伝えることが「できていなかった」39.1%、「どちらかといえばできていなかった」22.4%で、合わせて61.5%だった。反対に、「できていた」は9.7%にとどまった。

 直属の上司に意見や悩みを率直に伝えられていた層では、本当の退職理由を「すべて伝えた」が52.3%だったのに対し、伝えられていなかった層は18.2%で、約2.9倍の差がみられた。同社は、「退職後の面談だけでなく、日頃から上司に意見や悩みを相談できる関係性や職場環境を整えることが、離職要因の早期把握につながる」と強調している。

 調査は8月5日〜7日、直近3年以内に自らの意思で退職し転職した20〜30代の会社員330人を対象にインターネットで実施した。

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