厚生労働省が7日発表した毎月勤労統計調査の8月速報値(従業員5人以上)によると、労働者1人あたり現金給与総額は31万1364円(前年同月比3.8%増)で56カ月連続のプラスとなった。物価上昇分を差し引いた実質賃金指数(20年=100、持ち家の帰属家賃を除く)も83.7(同1.5%増)となり、1月以来、8カ月連続のプラス。16~17年当時のプラス期間に次いで"長期化"している。物価上昇率の落ち着きと春闘の賃上げ効果が寄与しているが、8月の伸び率はやや鈍化した。
給与額のうち、基本給などの所定内給与は27万7861円(同3.8%増)、夏ボーナスなどの特別給与は1万3006円(同水準)だった。雇用形態別の総額は、正社員が中心の一般労働者が39万9849円(同3.7%増)、パートタイム労働者は11万5905円(同4.1%増)となり、いずれも順調な伸びだった。
産業別で大きく伸びたのは、「金融、保険業」の46万8403円(同9.7%増)。「生活関連サービス等」が23万766円(同2.1%減)となり、全16産業の中で唯一のマイナスだった。
月間実労働時間は129.8時間(同0.5%増)で、4カ月ぶりの増加。月末の常用労働者数は5219.8万人(同0.8%増)で、パートタイム比率は31.20%(同0.01ポイント減)だった。雇用数は16産業のうち、「飲食サービス業等」など11産業で増えた一方、「鉱業、採石業等」など5産業で減少した。


















