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2013年12月28日

【この1冊】『おら、やっぱり「あまちゃん」が大好きだ!』

「あまロス症候群」に応える“好き勝手本”

c131228.jpg扶桑社、定価1300円+税

 

 年末年始はむずかしいことを考えなくてもいい、この1冊。いやあ、2013年のテレビドラマの中でもブッチギリでしたね。9月の番組終了後も余韻収まらず、クドカン(原作者の脚本家、宮藤官九郎のニックネーム)の“振り返り本”が売れまくり、出演タレントの多くがテレビCMに出たり、別番組の主役になったり。「潮騒のメモリー」の原作「潮騒」の歴代映画が一挙放映されるなど、何となく“かまどの灰まで”という感じ。NHKも滅多にない大ヒットというわけで、年末まで引っ張る、引っ張る。「あまちゃん」とアベノミクスは、日本を久しぶりに明るくした。

 本書も“柳の下のドジョウ”本で、番組の週刊ストーリー解説、話題シーンの写真、専門家の漫画・イラスト、「あまちゃん」にはまった番組評論家らの対談など、盛りだくさん。ストーリー解説などはビデオでも観ればよさそうなものだが、あえて文字にしてみると、「ああ、そうだったねえ」という妙な納得感もある。

 「潮騒のメモリー」映画でアキちゃんの相手役になった「前髪クネ男」(評者はこの手の男は嫌いではない)が、「八重の桜」ではまさかの山川健次郎役をやったとか、母親の娘時代を演じた有村架純が、やはり12年の「つるかめ助産院」(いいドラマでしたね)に端役で出ていたとか、芸能界オンチの評者には大いに収穫にもなった。

 それにしても、架純さんの聖子ちゃんカットは懐かしいけど、顔はどう見ても「スローモーション」でデビューした当時の中森明菜にそっくりではないでしょうか。また、アキちゃんが「アメ女国民投票」で繰り上げ40位に滑り込んだ日のシーンは観たが、あんなかわいい子が40位かなあ。ちなみに、AKB48グループの総選挙で、今年の40位は上西恵(NMB48)。なんで、そんな話をするかというと、評者のやや推しメンだから。どうでもいい?スミマセン。

 とまあ、いろんな人がいろんなことを好き勝手に“評論”するのが「あまちゃん」の世界。能年玲奈自身の振り返り本でも出たら、どうなるんだろう。じぇじぇじぇ。やっぱ、買いに行ぐべが。 (のり)

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