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2016年2月23日

<花鳥風月・207>オオジュリン

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 全長16センチ、漂鳥。オスの夏羽は胸と頭部が黒色になり、他の野鳥と容易に識別できるが、冬羽=写真=に変るとホオジロカシラダカのメスとの見分けが難しくなる。

 日本では北海道と東北地方で繁殖し、冬季に南下して越冬する。越冬地では葦原に生息し、葦の茎をくちばしで割って中の虫を採食する。

 さえずりの最後の「ジュイ」が「ジュリーン」と聞きなせることが和名「大寿林」の由来である。

 撮影は静岡県富士市の浮島が原。

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