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2016年4月12日

<花鳥風月・214>緑色のサクラ

 緑色のサクラがあるのをご存じだろうか。「ギョイコウ(御衣黄)」といってサトザクラの一種で、八重咲きの淡い緑色の花を咲かせる。開花はソメイヨシノより遅い。

 江戸時代に京都の仁和寺で栽培されたのが始まりといわれており、「御衣黄」とは、貴族の衣服の萌黄色を指す。

 ほかに変わった色のサクラとしては、黄色い花を咲かせる鬱金桜(ウコンザクラ)がある。

 撮影は東京都港区の旧芝離宮恩賜公園。

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