コンプライアンスをインテグリティから説き起こす
著者・波戸岡 光太
生産性労働情報センター、定価2420円(税込)
弁護士・ビジネスコーチとして広く法律相談を扱う著者が、コンプライアンス問題の核心を優しく解説する。ルールを「知っている」と「守れる」の間に生じるギャップを手掛かりに,社会心理学の知見を用いて「法」と「心」の二方向から説き起こしていく。
"ルールを守る"のは最低ライン、加えて"誠実に行動する"ところまでがコンプライアンスの本筋だと述べ、「インテグリティ(誠実さ、高潔さ、真摯さ)」をキーワードに挙げる。法には触れないが社会的に不適切だと感じる場面ではルールブックやマニュアルに答えはなく、インテグリティが問われる瞬間だと注意を促す。知っておきたい法律分野では、「労働法」「会社法・公益通報者保護法」「民法・独禁法・取適法」「消費者契約法・特定商取引法」「個人情報保護法・知的財産法」の概要を説明。最終章では、コンプライアンス体制を整える「10のポイント」を整理している。
「ちょっとだけなら」「うちは大丈夫」「ま、いいか」という心の隙に"待った"をかける全社員に勧めたいテキストだ。
(久島豊樹/HRM Magazine より)






















