ライス(食うため)とワーク(心の充実)の戦略
著者・大塚 寿
PHP研究所、定価1210円(税別)
リクルート勤務時代から"できる人"へのインタビューを重ね、約40年1万人に及ぶ体験談を蓄積してきた著者が「後悔しない会社人生の終え方」をレクチャーする。
雇用延長後も会社の期待に応え、後進の指導に努め、満期で退職を迎えるといった一見順当な働き方は会社にとって都合のいい人に過ぎず、その後は行き詰ると警告。年収の低い定年延長者が年収の高い新人・若手を指導する構造は滑稽だと突き放し、定年前の5年間は仕事をせず、次の人生の準備を優先しようと視野の拡大を誘う。収入減を見越して縮小均衡の節約生活を覚悟するのではなく、身動きが取れなくなる前に自分で稼ぐ道を見つければよく、そのために"できる人"たちが定年5年前からやってきたことを順序立てて示す。
退職後にゆっくり考えたのでは億劫に負けるので、集中して考え抜くのは定年前の5年間だと念を押し、年金で足りない分をイヤイヤ働くのではなく、ライス(食うため)とワーク(心の充実)のバランスを保った豊かなセカンドライフを目指そうと読者の背中を押す。
(久島豊樹/HRM Magazine より)






















