事例で学ぶ管理職のリーガルスキル
著者・長瀨 佑志
シチズンシップ、定価4180円(税込)
経営層と部下との間で板挟みになる管理職には「法的リスク管理者」という新たな役割が加わったと、弁護士の著者は指摘する。本書はその役割の確認とともにどの組織にも共通する法的基礎知識をガイドする内容だ。
書名に「法律相談」とある通り、「中間管理職の悩み」を起点に「回答(解説)+CASESTUDY(問題のポイント+法的視点と実践的対応)+まとめ」をセットにしたCHAPTER単位で構成。CHAPTERでは、労働時間、過労死リスクと安全配慮義務、不祥事と監督責任、人事評価の公平性、労働契約と就業規則、採用面接・採用差別の注意、ハラスメント対応、問題社員への対応、といったテーマが並ぶ。CASE STUDYでは、「遅刻やミスを指導したらパワハラだといわれた」「ここが踏ん張りどころだと、デキる部下に期待したら、うつ病になった」「成績不良の中途採用者に辞めてもらいたい」といったリアルな事例を載せ、対応ポイントでは「予防」と「初動」を強調している。
リーガルスキルを過不足なく学習できる全管理職必読の1冊だろう。
(久島豊樹/HRM Magazine より)






















