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2026年8月25日

【ブック&コラム】『ブリリアント・ジャーク静かにチームを壊す人たち』

モンスターは組織が生み出している!?

c2608_2.jpg著者・沢渡 あまね/伊達 洋駆
三笠書房、定価2090円(税込)


 「ブリリアント・ジャーク」とは「仕事の能力は高く優秀だが、協調性がなく周囲に悪影響を及ぼす嫌な人」と本書は定義づける。以前から存在するタイプだが、周囲のメンタルを壊したり、ガバナンスを崩壊させたりするケースが多発するに及んで、問題の顕在化を決意したと刊行の意図を語っている。

 実話を基に、6つのパターン(①王様、②テリトリー防衛、③現実逃避、④モーレツ、⑤暴走エース、⑥ネグレクト職人)に分類。対策では、モンスターを1人排除できたとしても、組織に病巣があれば、第二第三のジャークが出現するだけだと警告。破壊的なリーダーが、脆弱なフォロワーと助長する環境に支えられている構造を読み解きながら、組織内の共犯・共謀の作用を疑う。ジャークが氷山だとすれば、水面下には、組織文化、行動様式、能力、業務プロセス、役割分担、権限設計、体制、といった因子が隠れていると考察を深めていく。

 経営による介入策のほか、個人レベルのサバイバル術、自身が"闇落ち"しないための留意点も視界に入れて読み込みたい。


(久島豊樹/HRM Magazine より)

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