厚生労働省は21日、2025年の賃金不払いが疑われる事業場に対する監督指導結果を発表した。全国の労働基準監督署による立ち入り検査の合計。それによると、件数は2万2605件(前年比1.1%増)、対象労働者は17万3016人(同6.6%減)、金額は128億5782万円(同25.3%減)となり、不払い額は大幅に減った。
業界別件数で多かったのは「商業」が4701件で21%を占め、「製造業」が4370件で19%、「保健衛生業」が3620件で16%を占めた。対象労働者では「保健衛生業」が最大で4万7033人と27%を占め、さらに金額でも27億円と21%を占めた。
具体的には、始業直前と就業直後の各15分間の賃金を慣例的に支払わなかった、固定残業代として月20時間分の割増賃金は支払ったが、20時間を超えた時間外については支払わなかった、など。
取扱い事案のうち、労基署の指導で25年内に解決した件数は96%にあたる2万1731件、対象労働者は97%にあたる16万7828人、金額は86%にあたる109億9703万円だった。






















