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2016年4月 8日

アジア・パシフィック全域に拡大  テンプとケリーの合弁事業

 テンプホールディングスと米ケリーサービスは8日、北アジアで展開していた合弁事業をアジア・パシフィック全域に拡大するため、新たに「TS Kelly Asia Pacific」(本社・シンガポール)として6月をメドに開始すると発表した。これにより、対象範囲をこれまでの4カ国・地域から12カ国・地域に広げ、同地域における最大規模の人材サービス企業になる。

 現在の合弁会社「TS Kelly Workforce Solutions」は2012年に設立し、北アジアで事業展開してきたが、同時に、南アジアはテンプ、アジア・パシフィックはケリーが担当してきた。新合弁事業では、これらをまとめてTS Kelly Asia Pacificの傘下に置いて効率化を図る。

 これにより、カバー範囲は中国からインドまでの12カ国・地域に及び、従業員約1600人の規模になる。また、両親会社の役員による共同委員会を設けて、さらなる協業の可能性を探ることにしており、今後、高い成長が見込めるアジア太平洋地域で主導権を握りたい考えだ。
 

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