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2019年1月17日

昨年の労災死者は824人  対前年48人減、厚労省速報値

 厚生労働省が17日発表した2018年「労働災害発生状況」(速報)によると、年間の労災死者は824人で、前年より5.5%、48人の減少となった。しかし、休業4日以上の死傷災害者は11万3597人で、同5.1%、5469人増となった。死者は2年ぶりの減少となりそうだ。

 死者の多い業種は建設業の286人がトップで、第3次産業の220人、製造業の162人が続いた。休業4日以上では第3次産業が5万2647人と半数近くを占め、前年を3000人以上も上回った。

 死者の事故類型では「墜落、転落」が228人で最も多く、「交通事故」の166人、「はさまれ、巻き込まれ」の104人が続いた。休業4日以上では「転倒」が2万8353人で最も多く、全体の4分の1を占めている。

 調査は昨年発生した労災について、1月7日までに報告のあった速報値。確報値は5月になる見込み。
 

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