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2019年2月21日

来春の新卒採用、28%が「増加」  ディスコの企業意識調査

 ディスコが21日発表した2020年卒・新卒採用に関する企業の意識調査によると、来春の採用が「増加」と答えた企業の比率は28.0%、「減少」と答えた比率は7.9%となり、「増減なし」が55.9%と最も多かった。16年卒から「増加」の比率は30%前後で推移しており、今回はやや下がったものの、基調として採用意欲は旺盛なままだ。増加が減少を20ポイント以上上回るのは5年連続。

 「増加」を見込んでいる企業の場合、規模別では従業員1000人以上の大企業が32.3%で最も多く、業種別ではITが30.3%、流通・商社が30.2%で最も多い。

 採用活動の見通しでは「非常に厳しくなる」が48.6%で半数近くに及び、「やや厳しくなる」の39.2%を合わせると87.8%に達し、ほとんどの企業が危機感を持っている様子がうかがえた。それを反映して、18年度中にインターンシップを実施した企業は74.9%と前年を4.1ポイント上回り、大企業では82.1%に達した。ただ、期間は「1日以内」が86.4%で圧倒的に多く、インターンシップと採用が結びついていることを強く匂わせている。

 調査は1~2月、全国主要企業1万4007社を対象に実施、1306社から回答を得た。

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