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2019年3月20日

若者の男性正社員、20年ぶり増加  総務省「若者の就業状況」調査

 総務省が20日発表した「若者の就業状況」によると、20~29歳の正社員の1週間の就業時間について、2017年と07年を比べたところ、「42時間以下」が36.7%(07年比8.1ポイント増)で最も多く、「43~48時間」の31.5%(同1.0ポイント増)、「49~59時間」の19.7%(同4.2ポイント減)、「60~64時間」の6.4%(同2.3ポイント減)、「65時間以上」の5.2%(同2.7ポイント減)の順となった。

 この10年で労働時間は着実に減っているものの、労働基準法では「1日8時間、週40時間」の上限を原則にしており、正社員の残業がいまだに常態化していることがうかがわれる。

 役員を除く雇用者のうち、男性の正社員比率は82.0%(同3.0ポイント増)となり、1997年の91.2%から2012年まで減少が続いていたものが、17年に初めて上昇に転じた。女性も68.4%(同7.1ポイント増)で、12年から比率が急上昇した。

 同省の17年就業構造基本調査からピックアップしたもので、対象者は約584万人と10年前より約72万人減少している。

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