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2019年6月28日

5月の有効求人倍率、1.62倍に低下

n190628.png 厚生労働省が28日発表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.01ポイント低下の1.62倍となった。昨年11月から6カ月連続の横ばいが続いていたものの、一服した。

 都道府県別(就業地別)では前月と同様に福井県の2.18倍が最高で、最低は北海道と高知県の1.30倍だった。

 新規求人倍率は2.43倍で前月を0.05ポイント下回った。新規求人数(原数値)は前年同月比2.5%減となり、業種別では宿泊・飲食サービスの同3.2%増、医療・福祉の同1.6%増などで増え、生活関連サービス・娯楽の同10.3%減、製造の同8.8%減などで減少した。

 また、正社員の有効求人倍率(季節調整値)は1.15倍となり、前月を0.01ポイント下回った。

5月の完全失業率は2.4%の横ばい

 総務省が28日発表した5月の就業者数は6732万人で、前年同月比34万人増、77カ月連続の増加となった。完全失業者は165万人で同7万人の増加と2カ月ぶりに増えた。

 この結果、完全失業率(季節調整値)は2.4%で前月と同じだった。昨年5月の2.3%以来、2.4~2.5%の間で推移している。これは1992年後半~93年前半と同じ水準。男女別では男性が2.5%、女性が2.2%で女性が前月比0.1ポイント低下した。

 形態別雇用者数では役員を除く雇用者5641万人のうち、正社員は3535万人で前年同月より24万人増。非正規社員も2106万人で同27万人増となり、非正規率は37.3%と前月より0.4ポイント低下した。非正規のうち派遣社員は132万人で同4万人減少した。

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