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2019年11月 1日

9月有効求人倍率、0.02ポイント低下の1.57倍

n191101.png 厚生労働省が1日発表した9月の有効求人倍率(季節調整値)は前月より0.02ポイント低い1.57倍となった。昨年暮れから今年初めにかけては1.6倍台の高い倍率となっていたが、7月以降は1.5倍台に下がり、求人倍率はピークアウトした可能性がある。

 都道府県別(就業地別)では福井県の2.09倍が最高で、最低は北海道の1.27倍だった。

 新規求人倍率は前月を0.17ポイント下回る2.28倍。4月の2.48倍から3カ月連続で低下していたが、8月に反転し、9月は再び低下した。新規求人数(原数値)は前年同月比1.5%減となり、業種別では製造業の11.0%減、その他サービス業の6.0%減の一方、医療・福祉は4.5%増、教育・学習支援業の3.1%増などで増えた。製造業の減少は、米中貿易摩擦に伴う対中輸出の減少が要因の一つとみられる。

 また、正社員の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.01ポイント低下の1.13倍だった。

9月の完全失業率、0.2ポイント上昇の2.4%

 総務省が1日発表した9月の就業者数は6768万人で、前年同月比53万人増、81カ月連続の増加となった。完全失業者は168万人で同6万人増と4カ月ぶりの増加となった。

 この結果、完全失業率(季節調整値)は前月比0.2ポイント上昇の2.4%となった。3月の2.5%から低下傾向が続き、7、8月は2.2%まで低下するなど5カ月連続で低下したが、6カ月ぶりの上昇となった。男女別では男性が2.6%、女性が2.2%で、どちらも前月より0.2ポイント悪化した。

 形態別雇用者数では役員を除く雇用者5683万人のうち、正社員は3481万人で前年同月より9万人減。非正規社員は2202万人で同59万人増となり、非正規率は38.7%と前月より0.2ポイント上昇、ジワジワ比率が上がっている。非正規のうち、派遣社員は146万人で同11万人増加した。

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