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2019年11月29日

10月有効求人倍率、前月と同じ1.57倍

n191129.png 厚生労働省が29日発表した10月の有効求人倍率(季節調整値)は前月と同じ1.57倍となった。昨年暮れから今年初めにかけては1.6倍台の高倍率が続いたが、7月以降は1.5倍台に下がったまま推移している。

 都道府県別(就業地別)では富山県と福井県の2.09倍が最高で、最低は高知県の1.25倍だった。

 新規求人倍率は前月を0.16ポイント上回る2.44倍。新規求人数(原数値)は前年同月比4.0%減となり、業種別では製造業の同15.6%減、その他サービス業の同8.6%減、運輸・郵便業の同8.0%減などの一方、医療・福祉は同3.2%増、建設業も同2.5%増などとなった。

 また、正社員の有効求人倍率(季節調整値)は前月と同じ1.13倍だった。

10月の完全失業率、横ばいの2.4%

 総務省が29日発表した10月の就業者数は6787万人で、前年同月比62万人増、82カ月連続の増加となった。完全失業者は164万人で同1万人増と2カ月連続の増加となった。

 この結果、完全失業率(季節調整値)は前月と同じ2.4%。男女別では男性が2.5%、女性が2.3%だった。

 形態別雇用者数では、役員を除く雇用者5721万人のうち、正社員は3526万人で前年同月より4万人増。非正規社員も2196万人で同40万人増となり、非正規率は38.4%と前月より0.3ポイント低下し、前年同月より0.4ポイント上昇した。非正規のうち、派遣社員は145万人で同15万人増加した。

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