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2020年3月 4日

4日は職場環境など110件の相談 連合が新型コロナ緊急ダイヤル実施

 連合は4、5の両日、「新型コロナウイルスに関する集中労働相談ダイヤル」を緊急実施し、4日は110件の相談が寄せられた。内容は「職場のマスク着用や換気が不十分だが、対応してくれない」という安全衛生面の相談、「有給休暇を使って休んでいるが、契約更新が近づいているので、その後の雇い止めなどが心配」といった非正規労働者の声が多く、中には「ここ数日、微熱が続いて欠勤しているが、PCR検査を受けようとしても、保健所が受け付けてくれない」という深刻な訴えもあったという。 

 連合では5日も相談を受け付け、6日はラインによる相談を受け付ける。相談ダイヤルは0120・052・592、受付時間はいずれも午前10時~午後2時半。

 また連合は同日、小中高校などの臨時休校に関連して、神津里季生会長らが菅官房長官を訪ねて緊急要請した。内容は(1)学童保育の利用も含め、子供の居場所の確保を図る(2)保護者が休業できるよう、企業への助成措置や解雇・雇い止めをしないよう周知する(3)中小零細企業に対して、雇用調整助成金の活用も含む従業員の雇用安定に向けた支援措置――など。


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