ニュース記事一覧へ

2020年4月24日

19年度は0.6%増、3年連続の小幅上昇 総務省の消費者物価指数

 総務省が24日発表した3月の消費者物価指数は、値動きの大きい生鮮食品を除いた総合で101.9(2015年=100)、前年同月比0.4%の上昇となった。生鮮食品を含む総合も101.9で、同0.4%の上昇だった。この結果、19年度の生鮮食品を除いた年間指数は101.8、同0.6%の上昇。生鮮品も含めた総合も102.0、同0.5%の上昇だった。

 消費者物価指数は12年度までマイナス基調が続き、政府・日銀にとってデフレからの脱却が最大課題となっていた。大規模な金融緩和措置などにより、13年度からプラスに転換したが、上昇率は低く、17年度は0.7%増、18年度も0.8%増。3年連続のプラスとなったものの、上昇幅は1%台を切っており、政府目標の「2%」には遠く及ばない水準で推移している。

PAGETOP