ニュース記事一覧へ

2020年6月17日

5月三大都市圏の派遣時給は1585円 IT系の伸び継続、エン・ジャパン

n200617_2.png エン・ジャパンが17日発表した5月の派遣平均時給(三大都市圏、募集時)は1585円で、前月比0.6%増、前年同月比0.1%増となり、24カ月連続で前年を上回った。同社によると、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、4月と同様に企業のテレワークシフトなどが進んだことから、IT職種など高スキルを持つ経験者の求人が増えたため。

 しかし、職種別(大分類)でみる限り、「IT系」が2270円(前年同月比0.2%増)、「営業・販売・サービス系」が1505円(同1.8%増)のプラスとなったが、「クリエイティブ系」は1875円(同1.3%減)、中心の「オフィスワーク系」も1551円(同1.5%減)となるなど、4職種はマイナスだった。

 地域別でも関東が1658円(同0.6%増)、東海が1346円(同1.5%減)、関西が1395円(同1.8%増)となり、前月と同様に東海だけマイナスだった。

 三大都市圏以外では北海道が1205円(同1.5%増)、東北が1201円(同1.1%増)、北信越が1218円(同2.1%増)、中国・四国が1197円(同3.8%減)、九州・沖縄が1198円(同3.6%減)となり、北海道、東北、北信越はプラスとなった。

 一方、同日発表された三大都市圏の5月派遣時給はリクルートジョブズが1695円(前年同月比3.6%増)、ディップが1442円(同2.0%減)となり、調査結果のバラつきが目立つ。

PAGETOP