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2020年9月 8日

7月給与もマイナス、4カ月連続 残業17%減、毎勤統計速報

 厚生労働省が8日発表した毎月勤労統計の7月速報値(従業員5人以上)によると、労働者1人あたり現金給与総額は夏季賞与を含む36万9551円(前年同月比1.3%減)となり、4カ月連続で前年を下回った。物価上昇分を差し引いた実質賃金指数(2015年=100)も114.5(同1.6%減)で、5カ月連続のマイナスとなった。名目、実質とも6月よりマイナス幅は縮小した。

 内訳は、基本給の所定内給与の24万6626円(0.3%増)に対して、残業代などの所定外給与は1万6317円(同16.6%減)となり、4月以来の4カ月連続の二ケタ減。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う労働時間の減少によるもの。夏のボーナスは10万6608円(同2.4%減)だった。

 就業形態別の給与総額は一般労働者(フルタイム勤務)が48万6493円(同2.3%減)、パートタイム労働者が10万3766円(同0.0%)だった。

 総実労働時間は140.6時間(同2.4%減)の減少となったが、5月、6月と同様に残業などの所定外労働時間が同15.3%減と大きく減少したため。月末の常用雇用者は5133.8万人(同0.6%増)で、パートタイム比率は30.67%(同0.77ポイント減)と6カ月連続で低下しており、4月から本格化している非正規労働者の雇い止めなどが7月になっても進んでいる可能性が高い。

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