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2020年11月13日

1時間当たり名目は1.9%増 実質もプラス転換、19年度労働生産性

 日本生産性本部が12日発表した「日本の労働生産性の動向2020」によると、19年度の時間当たり名目労働生産性(就業時間1時間当たり付加価値額)は4927円(前年度比1.9%増)、物価上昇率0.8%を織り込んだ実質生産性も同1.2%増となった。名目、実質とも1年ぶりの上昇で、名目は1995年度以降の最高。12月下旬に国際比較を発表する。

 実質生産性の上昇は、働き方改革による労働時間の短縮などが寄与した。しかし20年4~6月期は新型コロナウイルスの影響で前期比2.7%減の大幅減となっており、7月以降にどこまで回復するか不透明な情勢だ。

 日本人1人当たりの名目生産性は821万円で、前年度と同水準。実質生産性は前年度比0.8%減で2年連続のマイナスとなったが、18年度の同1.5%減からマイナス幅は改善している。

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