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2020年11月17日

10月1日の大卒内定率は69.8% コロナで7ポイント減、厚労・文科省

 厚生労働、文部科学両省は17日、来春卒業の大学生らの就職内定状況(10月1日現在)を発表した。それによると、大卒の内定率は69.8%(前年同期比7.0ポイント減)と前年を大きく下回った。リーマン・ショックの影響が出た10年3月卒の7.4ポイント以来の下げ幅だ。10月に70%台を割り込んだのは16年3月卒の66.5%以来5年ぶりで、新型コロナウイルスの感染拡大によって企業の新卒採用が慎重になっている様子がうかがわれる。

 内訳は国公立が71.9%(同7.5ポイント減)、私立が69.1%(同6.8ポイント減)で、短大が27.1%(同13.5ポイント減)、高等専門学校が93.8%(同2.4ポイント減)と全体に低下。大卒の男女別では、男子が68.8%(同7.3ポイント減)、女子が70.9%(同6.7ポイント減)。文理別では文系が68.7%(同7.5ポイント減)、理系が74.5%(同4.8ポイント減)。

 地域別では関東の74.4%(同6.1ポイント減)が最高で、近畿の71.5%(同8.1ポイント減)、中部の67.9%(同6.5ポイント減)、九州の64.4%(同2.5ポイント減)、北海道・東北の64.2%(同10.3ポイント減)、中国・四国の59.7%(同10.4ポイント減)となり、北海道・東北と中国・四国の減少が目立つ。

 調査は大学、短大など112校の6250人を対象に実施した。

 政府は学生の就職難を避けるため、経済界に来春卒業生から卒業後3年間は新卒扱いするよう要請している。


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