ディップが14日発表した6月の全国アルバイト時給は平均1305円で、前月比12円(0.9%)増、前年同月比40円(3.0%)減と2カ月連続で上昇した。前年同月比は10カ月連続のマイナスだった。
大職種別で伸びたのは、「教育」の1678円(前年同月比11.2%増)、「建設業」の1458円(同6.1%増)など5職種。一方、「専門職」の1742円(同3.4%減)など4職種でマイナスだった。
地域別では関東が1381円(同3.5%減)、東海が1289円(同7.1%増)、関西が1313円(同1.8%増)、九州が1132円(同19.0%減)となり、九州の落ち込みが大きかった。
同社の「バイトル」に掲載された求人件数は約33.8万件で、前月比4.7%減、前年同月比11.4%増だった。
一方、リクルートが同日発表した6月の3大都市圏のアルバイト・パート募集時平均時給は1263円(前月比0.5%増、前年同月比3.8%増)となった。5月と同様に首都圏、東海、関西とも前年を上回った。
エン・ジャパンが同日発表した6月の全国アルバイト・パート募集時平均時給は1238円(前月比0.8%減、前年同月比3.0%増)で、3大都市圏は1331円(前月比0.4%減、前年同月比2.0%増)だった。
マイナビが同日発表した6月のアルバイト・パート全国平均時給は1295円(前月比0.8%減、前年同月比4.0%増)となり、4カ月ぶりにダウン。前年比は34カ月連続のプラスが続いた。