エン・ジャパンが16日発表した6月の派遣平均時給(三大都市圏、募集時)は1704円(前月比0.1%増、前年同月比0.8%増)となり、わずかながら4カ月連続の上昇。前年比は34カ月連続のプラスだった。派遣大手を中心に派遣先との交渉を進めた結果、オフィス系などの時給アップにつながった。
職種別(大分類)では、クリエイティブ系が1992円(前年同月比5.1%増)と大きく伸びたほか、技術系も2032円(同3.7%増)と堅調。オフィスワーク・事務系も1681円(同1.9%増)の過去最高となり、5月と同様に全7職種でプラスとなった。
地域別でも、関東が1756円(同1.6%増)、東海が1468円(同2.4%増)、関西が1498円(同1.4%増)と3地域ともプラスになった。
3大都市圏以外では北海道が1361円(同6.6%増)、東北が1273円(同2.5%増)、北信越が1261円(同1.4%増)、中国・四国が1315円(同1.6%増)、九州・沖縄が1318円(同0.9%増)となり、5月から2カ月連続で全地域プラスとなった。
一方、ディップが同日発表した6月3大都市圏の平均時給は1632円(前月比0.1%増、前年同月比3.0%増)だった。「はたらこねっと」の求人件数は約18.9万件(前月比2.5%減、前年同月比0.4%増)だった。
リクルートが14日に発表した3大都市圏派遣スタッフの募集時平均時給調査によると、6月は1612円(前月比1.0%増、前年同月比1.0%減)となった。4月以降、採用管理システム「Airワーク採用管理」「ジョブオプ採用管理」での求人情報に変更している。