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2021年4月23日

3月の求人広告件数、前年同月比40.3%減 全求協集計

 全国求人情報協会が23日発表した3月の求人広告掲載件数(週平均・職種別合計)は88万6986件で、前年同月に比べ40.3%減。昨春の約6割減という事態は脱したが、依然として約4割減の状態が続いている。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて丸1年が経過。都市圏に第4波の動きがある中で、低迷したまま予断を許さない状況だ。

n210423.png 職種別でみると、「サービス」の中で「飲食店スタッフ」が同59.5%減、「調理スタッフ」は同55.8%減、「運搬・清掃・包装」は同34.6%減、最も掲載件数が多い「販売」も同46.2%減で回復基調に乗り切れないでいる。職種の中で唯一、「医療・福祉サービス」が同13.6%減で減少幅が小さい。

 雇用形態別では、全体の7割を占めるアルバイト・パートが同45.7%減、このほか正社員が同27.5%減、契約社員が同42.7%減だった。

 また、地域別では全国6ブロックすべてが同30.7%から43.5%の減少となっており、マイナス幅に大きな変化はみられない。

 調査は、全求協が主要15社から週ごとの広告データの提供(派遣・職業紹介を除く)を受け、再集計して週平均値を算出している。


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