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2021年5月11日

就活生の6割が地元就職を希望 コロナで5年ぶり上昇、マイナビ

 マイナビが11日発表した来春卒業予定の大学生のUターン・地元就職に関する調査によると、約6割の学生が地元での就職を希望していることが分かった。

 地元就職の希望者は57.8%(前年比2.9ポイント増)に増え、進学時と比べても6.9ポイント増えている。地元希望者は17年卒当時の65.0%以来、毎年、少しずつ低下していたが、5年ぶりに上昇に転じた。同社は、新型コロナの影響で就活のオンライン化が進み、帰省せずとも地元企業の面接などを受けやすくなったことが要因ではないか、と分析している。

 また、勤務先の理想は「地方企業」が48.2%(同1.0ポイント増)、居住地も「地方」が57.0%(同2.2ポイント増)と半数に達している。これに対して、「東京の企業」は19.7%(同0.5ポイント減)、「居住地は東京」も12.7%(同2.4ポイント減)と減少している。

 コロナ禍をきっかけに、東京から地方に本社を移す企業が出てきたり、テレワークの浸透もあり、学生の意識が東京以外の地域にも向いてきたことがうかがわれる。

 調査は3月18日~4月6日に実施し、マイナビ会員の大学生、大学院生の5910人から有効回答を得た。

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