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2021年8月10日

派遣に特化した求人検索エンジン、8月24日開設 ミスマッチ解消を狙い Man to Man(マントゥマン)

 総合人材サービスのMan to Man(本社・名古屋市、手島雄一社長)が、派遣に特化した求人情報の検索エンジン『GAYA(ガヤ)』を開設する。派遣の仕事を希望する人と仕事をつなぎ、ミスマッチ解消やニューノーマル時代の労働市場の活性化を促す。派遣元が手掛ける大規模な派遣専門の求人検索エンジンは国内初で、来夏には全国の派遣元約1万事業所の参加を目指す。8月24日に始動する。

 同社の狙いは「派遣で働く人を広げるのではなく、派遣で働く環境と意思がある人に最適な仕事を選んでもらうこと」(手島社長)。その目的を実現するための多面的な仕掛けを『ガヤ』に詰め込んでいる。

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『GAYA』のデモ画面

 掲載される仕事は、大手求人メディアが掲載している情報の中から派遣だけを抽出。『ガヤ』で検索された求人であっても、応募する際には掲載元のメディアから申し込む流れで、求人メディアは顧客を奪われる懸念などなく募集窓口を拡大できる。また、求人メディアのほか、全国の中小の派遣元が持っている求人も掲載。定額制で一般的な掲載費用よりも安価に設定するほか、集まった掲載費は『ガヤ』の知名度を高めるためのPR活動などに充てる。

 検索サイト内の求人情報は、時給の高い順に掲載するのも特徴。検索上位に載せたい企業の競争を促し、派遣で働く人の時給アップにつなげたい考えで、サイト上部などに求人情報の企業広告枠は設けない。

 検索項目は、勤務地や職種など明瞭でスマートな仕組みとデザインにする一方、雇用期間など派遣特有のチェック項目も設ける。運用する中で、ブラッシュアップを重ねて派遣の求職者と掲載元双方の利便性を高めていく。

『GAYA(ガヤ)』派遣会社向け紹介サイト

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