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2022年7月28日

どうする?仕事と生活の「境界管理」、ランスタッドの「ワクラボ」スタート 毎月開催、ランチタイム無料セミナー

 ランスタッドは28日、新時代のワークライフを研究する「ワークライフ・ラボ」をスタートした。昼休みを利用したランチタイム・無料ウェビナーで、中央大学大学院(ビジネススクール)の佐藤博樹教授をナビゲーターに、毎回テーマに合わせたゲストを迎えて月1回開催。軽快なトークで、新たな働き方を掘り下げる。

n220728.png 初回は「ワークとライフを豊かにする!仕事とプライベートの境界管理」と題して、法政大学キャリアデザイン学部教授の松浦民恵さん、ランスタッド代表取締役兼CEOのポール・デュプイさんの2人が招かれ、「境界管理」について調査や体験を交えてディスカッションした。

 テレワークの普及で通勤などが不要になるケースがある一方、仕事と家庭生活の「境界」がぼやけてしまうビジネスパーソンが増えている。松浦さんは「仕事と生活の浸透と境界管理」というテーマで実施した調査結果を紹介し、仕事と仕事以外の生活が相互に浸透する「統合型」ついて「能動型」と「受動型」に分け、「能動型」の人たちの満足度が高いという結果を紹介した。

 デュプイさんは、欧州、北米、インド、日本などでのグローバルなビジネス体験を基に、「休暇≒文化」として地域ごとの休暇に対する認識の違いを説明し、「日本は休暇が短く、仕事と生活のオン・オフの切り替えが難しい」と感想。また、オフ時の実践方法として、重要な仕事と緊急性のない仕事の"線引き"と、それを実行するマイルールの重要性を強調した。

 通称「ワクラボ」は今後、8月31日に第2回「週休3日制も可能!?新たなJTBワークスタイルとは」、9月15日に第3回「テレワークをやめる企業と続ける企業~近未来社会の働き方と法」を予定している。


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