ニュース記事一覧へ

2023年8月16日

7月3大都市圏の派遣時給は1667円 伸び止まり"一服状態"、エン・ジャパン

n230816_3.png エン・ジャパンが16日発表した7月の派遣平均時給(三大都市圏、募集時)は1667円で、前月比0.2%減、前年同月比2.4%増となり、4カ月ぶりに前月比がマイナスとなった。前年同月比は11カ月連続のプラスで、同社は「昨年10月の社会保険の適用拡大で多くの派遣スタッフが適用範囲内となり、派遣会社が進めてきた時給交渉の成果が表れ始めた結果」と分析している。

 職種別(大分類)では、伸びの大きいのは医療・介護系の1473円(前年同月比6.9%増)やIT・エンジニア系の2582円(前年同月比6.7%増)。メーンのオフィスワーク・事務系は1614円(同0.9%増)の微増だったが、6月と同様に7職種すべてプラスとなった。

 地域別では、関東が1755円(同2.8%増)、東海が1431円(同1.1%増)、関西が1500円(同3.4%増)と3地域ともプラスだった。

 3大都市圏以外では北海道が1339円(同0.5%減)、東北が1255円(同1.4%増)、北信越が1238円(同1.6%減)、中国・四国が1336円(同5.8%増)、九州・沖縄が1283円(同4.9%増)となり、北海道と北信越はマイナスだった。

 一方、ディップが同日発表した3大都市圏の7月平均時給は1570円(前月比0.4%増、前年同月比1.5%増)と2カ月連続で過去最高を更新。「はたらこねっと」の求人件数は約15.3万件で前月比3.8%減、前年同月比4.5%減だった。3大都市圏を含む全国平均は1514円(前月比0.5%増、前年同月比2.2%増)だった。

PAGETOP