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2025年4月 4日

人手不足倒産、2年連続最多の350件 建設業などで多発、帝国データ24年度

 帝国データバンクが4日発表した2024年度の人手不足倒産(負債1000万円以上)は350件(前年度比37件増)に上ることがわかった。2年連続で過去最多を更新し、「2024年問題」を抱えた建設業などで多発した。

 業種では建設業が111件(同17件増)で最も多く、物流業の42件(同4件減)が続いた。どちらもかねてより深刻な人手不足にあえいでいたところに、24年度から始まった時間外労働の規制などが追い打ちを掛けた形だ。

 カギとなる製品・サービスの価格転嫁も、全業種の平均40.6%に対して、建設業は39.6%、物流業は32.6%(いずれも25年2月時点)と下回っている。人手不足は賃上げ機運を高めていることから、同社は「余力の少ない中小企業などでは"賃上げ難型"の倒産が高水準で推移する」と予測している。

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