メイテックグループホールディングスが8日発表した2025年3月期連結決算(日本基準)によると、売上高は1330億6800万円(前期比4.8%増)、営業利益は188億3000万円(同6.6%増)、経常利益は189億1100万円(同7.0%増)、当期純利益は127億4000万円(同3.2%増)となり、4年連続の増収増益でいずれも過去最高となった。
期末配当は1株あたり110円。中間配当の88円と合わせて年間198円と84円の増配とした。うち30円は創業50周年記念配当。
単体の売上高ではメイテックが924億8600万円(同4.3%増)、メイテックフィルダーズが355億4400万円(同5.6%増)と、いずれも堅調。エンジニア紹介事業も14億6500万円(同4.8%増)と伸びた。
しかし、3月末のエンジニア数はメイテックが7824人(同46人減)で、年間稼働率は98.3%(同0.6ポイント増)、メイテックフィルダーズも4323人(同60人減)、稼働率97.1%(同1.6ポイント増)となり、どちらも在籍者数が減少した。新卒、中途採用とも採用者数が大きく減ったためで、稼働率アップでしのいだ形だ。
同社によると、他社が数量確保のために採用基準の引き下げに走るなど、人材確保競争の激化に苦戦したためだが、同社は採用基準を堅持しつつ「機動的な対策を打っていく」と質の担保を掲げている。
26年3月期も...
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