ディップが20日発表した7月の全国アルバイト時給は平均1311円で、前月比6円(0.5%)増、前年同月比53円(3.9%)減と3カ月連続で上昇したが、前年同月比は11カ月連続のマイナスだった。
大職種別で伸びた業種は、「製造・技能職」の1318円(前年同月比12.3%増)、「建設業」の1455円(同6.2%増)、「事務職」の1337円(同4.9%増)など5職種。一方、「教育職」の1604円(同12.7%減)など4職種でマイナスとなった。
地域別では関東が1389円(同3.8%減)、東海が1279円(同4.2%増)、関西が1319円(同0.6%増)、九州が1141円(同19.5%減)となり、6月に続いて九州の落ち込みが大きかった。
同社の「バイトル」に掲載された求人件数は約32.2万件で、前月比4.7%減、前年同月比7.4%増だった。
一方、マイナビが同日発表した7月のアルバイト・パート全国平均時給は1283円(前月比0.9%減、前年同月比2.7%増)となり、2カ月連続のダウン。前年比は35カ月連続のプラスが続いた。