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2025年8月27日

3割が「早期離職」、うち2割が「後悔」 企業損失も640万円、エン・ジャパン

 エン・ジャパンが27日発表した「早期離職に関する実態調査」によると、3割の人が入社半年以内の早期離職を経験しており、うち2割が「転職活動が大変になった」と後悔していることがわかった。7月1日~8月3日、同社の「エン転職」利用ユーザー2502人の有効回答を集計したもの。

 半年以内の離職経験者は31%あり、20~40代以上の年代差はほぼなかった。ただ、早期離職を後悔した人も31%のうち20%に上り、理由は「転職活動が大変になった」が66%を占めた。職種では「営業系」が22%、「バックオフィス・事務系」が21%の多数を占めた(いずれも複数解答)。

 また、離職理由については「入社前に聞いていた情報と違っていたから」が38%で最も多く、「ハラスメントに遭ったから」の30%、「人間関係が悪かったから」が27%で続き、転職活動における情報収集の大切さを浮かび上がらせている。

 一方、同社が入社から半年で離職者(年収約600万円)が1人出た場合の企業の損失額を試算したところ、最大640万円となった。「在籍人件費」の360万円、人材紹介企業に支払う「採用費」の180万円などが主な内訳。

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