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2025年10月28日

昨年の余暇市場は75兆円余に回復 参加人数は減少、生産性本部のレジャー白書

 日本生産性本部が28日発表した「レジャー白書2025」によると、24年の余暇関連市場(スポーツ、娯楽、観光など)の規模は75兆2030億円(前年比5.6%増)となった。新型コロナ前の19年比でも4.0%増となり、コロナ前を上回った。

 余暇活動の参加人口は「国内観光旅行」が468万人で3年連続のトップだったが、前年より60万人減。次いで、「映画鑑賞」の3690万人、「外食」の3450万人だったが、映画鑑賞は同90万人増、外食は同370万人も減った。上位20種目のうち、参加人口が増えたのは映画鑑賞など3種目だけだった。1人あたりでみても、平均参加種目数は10.2種目(同0.2種目減)とやや減っている。

 関連市場はインバウンド需要で国内旅行が堅調に推移した結果、「観光・行楽部門」は9.9%伸びた。パチンコ・パチスロなどの娯楽部門も5.3%伸びたが、趣味・創作部門は3.8%増、スポーツ部門は1.6%増にとどまった。

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