ディップが17日発表した10月の全国アルバイト時給は平均1360円で、前月比26円(1.9%)増、前年同月比45円(3.4%増)と大幅に上昇し、6カ月連続の上昇となった。10月から多くの都道府県で実施された最低賃金(最賃)の大幅アップが反映された結果とみられる。
大職種別で伸びた業種は、「製造・技能職」の1580円(前年同月比33.9%増)が目立ち、「運搬、清掃、包装等」も1276円(同4.7%増)、「飲食」も1211円(同4.0%増)に伸びた。一方、「建設」の1423円(同4.2%減)など、9職種のうち3職種はマイナスとなった。
地域別では関東が1433円(同3.0%増)、東海が1326円(同9.8%増)、関西が1354円(同7.4%増)、九州が1220円(同10.3%減)。6月以来、九州の大幅な落ち込みが続いている。
同社の「バイトル」に掲載された求人件数は約36.2万件で、前月比3.1%増、前年同月比16.7%増だった。
一方、エンが同日発表した10月の全国アルバイト・パート平均時給(募集時)は1301円(前月比4.2%増、前年同月比3.9%増)、三大都市圏では1329円(同0.7%減、同3.1%減)だった。三大都市圏の前年比は3地域ともマイナス。
リクルートが同日発表した三大都市圏の10月アルバイト・パート平均時給は1302円(前月比2.4%増、前年同月比4.1%増)となり、「販売・サービス系」など全職種でプラスだった。
マイナビが14日に発表した10月アルバイト・パート平均時給によると、全国平均は1328円(前月比0.5%増、前年同月比4.4%増)の過去最高。三大都市圏も1356円(同0.6%増、同2.8%増)と過去最高を更新した。






















