連合は7日、フリーランスの抱える実態・課題をつかんで多角的に議論する「フリーランスサミット2026」を開催。東京ガーデンテラス紀尾井町の会場からオンラインで全国に発信した。フリーランス法の施行や労災保険特別加入の全業種適用、生成AIの急速な普及など、フリーランスを取り巻く環境が大きく変化するなか、パネルディスカッションや識者によるセミナーを通して課題解決の方策を深掘りした=写真。
「Be Proud 仕事・新時代」をスローガンに掲げる同サミットは、連合が24年11月のフリーランス法施行の前年から毎年開催。フリーランスの課題を可視化し、解決につなげるとともに、フリーランス同士の横のつながりの提供も目的としている。開会式で連合の春田雄一総合運動推進局長は「フリーランスとして働く人たちをはじめ、発注する立場の事業者、そして雇用されて働く人たちも一緒にフリーランスを取り巻く環境と向き合い、誇りを持って働くことができる社会を目指そう」と呼び掛けた。
はじめに、フリーランスの契約の対等性の確保と「契約書のひな形」を活用した交渉力向上をテーマにディスカッションを展開。菅俊治氏(弁護士)、小池アミイゴ氏(イラストレーター)、丹下京子氏(イラストレーター)、呉学殊氏(JILPT特任研究員)、小林慎弥氏(公正取引委員会フリーランス取引適正化室長)、菅山りんだ明美氏(ハッピーエンジン代表取締役)が登壇し、連合のWor-Qアドバイザリーボードが策定した「契約書のひな形」をベースに、対等な契約締結に向けロールプレイングを通じて交渉術を学んだ。
次に、「みんなの春闘!あなたの報酬は適正ですか?」をテーマに、中里浩氏(早稲田大学法学学術院准教授)、にじたろう氏(CGクリエイター)、野口博史氏、(照明技師)、原亮氏(エイチタス社長)が登壇。仕事に対する報酬が適正かをチェックし、適正報酬に向けた交渉事例を共有した。
また、国内外の生成AIの動向をテーマに、福井健策氏(弁護士)、森川ジョージ氏(漫画家)、土屋学氏(日本音楽家ユニオン)、池水通洋氏(日本俳優連合副理事長)、佐々木優子氏(日本俳優連合)らが登壇。生成AIがクリエイティブな仕事に及ぼす影響と課題について考察した。
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