東京商工リサーチが8日発表した2026年度上半期(4~9月)の企業倒産(負債額1000万円以上)は5373件(前年同期比3.8%増)、負債額は8561億6900万円(同23.6%増)となった。件数は5年連続の増加で、上半期としては13年の5505件に次ぐ高水準。負債額も4年ぶりに前年を上回った。
中でも、人手不足による倒産が240件(同17.0%増)と、比較可能な13年度以降で過去最多。資本金1000万円未満の企業が6割を超えており、中小・零細企業で事業継続が難しくなるケースが増えている。
産業別件数では前年と同様に、飲食、宿泊を含む「サービス業他」が1828件(同3.7%増)で最も多く、「建設業」が1035件(同0.1%減)で続いている。大型倒産としては、カード決済代行の「全東信」の負債1151億円が最大だった。
同社は「年末に向け、資金需要が活発になる時期を迎えるが、業績回復が進まず、リスケ(債務繰り延べ)対応で凌ぐ中小・零細企業を中心に、下半期は息切れ企業の淘汰が倒産を押し上げる可能性が高い」と予想している。
一方、帝国データバンクが同日発表した上半期倒産は5362件(同4.2%増)、負債額8304億700万円(同23.8%増)だった。同社は「このペースで推移すると、3年連続で年間1万件超えが見込まれる」としている。


















